載せてなかったようです。

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「海辺のシンブン」No7
2012年2月12日発行

■気仙沼応援商品販売します■

これまで被災地を応援するための商品及びはがき商品券を販売してきましたが、新たに気仙沼の商品を二月の「海辺の日曜市」から販売します。
 現在東京で『気仙沼復興プロジェクト from 銀座』が開催されており、各事業所が銀座を復興の場として、厳しい現状の中、思いのこもった商品を持ち寄り販売しています。
 先日事務局が東京に出張した際に、そこでセレクトした商品を今回販売します。手ごろな価格のものばかりですので、ぜひ一つお買い求めていただければさいわいです。
①ふかひれ濃縮スープ(広東風・四川風・チャウダー) (三種)400g入り   各400円
②炭火手焼きふりかけ 28g   210円
③とろろ昆布 65g    300円
④湯通し塩蔵わかめ 120g   400円
⑤(写真集)気仙沼の大震災―はまらいん編集室―      1000円
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☆大方中学校方募金の提供☆

 昨年の夏、大方中学校の皆さんの被災地への募金活動で集まったお金が、海辺の日曜市の「1%プロジェクト」と砂浜美術館の「かきくけこ計画」が合同で進める「気仙沼応援プロジェクト」に対して届けられました。当初公的機関を通じて募金する予定だったようですが、私たちの活動を知って、使途がはっきりわかるところにお金を届けたいと思ってくださったようです。大方中学校の皆さん、ありがとうございました。
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【Kazuコラム】

震災以降あちこちで使われている言葉、昨年を象徴するものとして選ばれた漢字”絆”
個人的に理由のわからない違和感を感じていましたが、それはこういうことではないだろうかと、佐伯啓思氏著「反・幸福論」(新潮社)を読んで納得しました。
以下氏の著作からの引用です。

『「絆」というのは、個人がある意味で自由に選びとり作り出すものです。それは偶然を引き受けようという「縁」とは似てはいるがまったく違った言葉です。
「家族の絆」にしても、「地域の絆」にしても、個人が決意して作り出すものです。人々の結びつきは本当は偶然で、何か特別な意味もないのですが、この「超自然的な力」を信じたことにして、「縁」を必然とみなそうというわけです。』

著者は「絆」は個人が決意して作るもの、「縁」は超自然的な力によるものといいます。つまり、「絆」はいつでも自己の意思で手放す、関係を切り離すことができる関係だと言うの
です。私が”絆”という言葉に不確かな雰囲気を感じていたのはこのことだったのかもしれません。
被災地に求められるのは、いつ断ち切られてしまうかもしれない”絆”ではなく、”縁”ではないでしょうか。
黒潮町と気仙沼にはもともとカツオという”縁”があり、そこから婚姻関係や友人関係の”縁”が重ねられてきました。
それはどちらかがその意志で作り出したものではなく、超自然的な力によってその”縁”に導かれたのです。
私たちの1パーセントプロジェクト(それはそのまま、気仙沼応援プロジェクト)は、”絆”より”縁”を大事にした、長い関係性を作っていく取り組みにしなければいけないように思います。

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