幡多・マーケット「海辺の日曜市」のブログ

次回の幡多・マーケット「海辺の日曜市」は、3月10日(日)午前9時から午後2時まで、土佐西南大規模公園体育館横で開催します。

2011年03月

こんばんわ
事務局Kazuです。
 
このたびの震災で考えることがたくさんあります。
今の時点では、「今後の被災地の支援」に関することです。
 
一昨年行った、アメリカでファーマーズマーケットを運営しているNPOの事務局長から支援の申し出がありました。
以下は、私が関係するMLに投げた内容の抜粋です。(早速全国の仲間からいろんなアイディアをもらっています。)
 
 
******(ここから)****************
 
私たちは地元(黒潮町)で、まちづくりマーケット( ファーマーズマーケット)「海辺の日曜市」を主宰しています。
その関係でアメリカニューオーリンズでファーマーズマーケットを 主宰しているNPOに知り合いがいます。

 2005年ニューオリンズは、 カトリーナと命名された巨大ハリケーンに襲われ、大きな被害を受けました。
物流は寸断され、日常の食料確保が困難になったのですが、 その一部分をいち早復旧させたのがファーマーズマーケットだったのです。
そのことをきっかけに彼らは、 地域ごとに小さな経済クラスターを創出することが、持続的で安全な地域をつくるために重要であると気づきます。

事務局長のリチャード・マッカーシー氏は、「21世紀はグローバリゼーションより地域経済の時代であり、 はるか海を越えてモノをやりとりしたり、自然資源まですべてドルに替えるより、 できるだけ狭い範囲でモノとカネを循環して生活が成り立つ、 小さな経済圏が連なっていくほうが、ずっと持続的である。直売や、 その土地固有の文化を大事にした観光、地元のブランドを作ること、 そしてこれまで接触のなかった人どうしも手を組み、具体的で現実的な実践を積み重ねていくことができるのがファーマーズマ ーケットである。」と言います。

災害が起きた時に、普段からファーマーズマーケットのような、 地域の人が自分で作ったものを地域の人に売る場所や仕組み(小さな経済圏) が最も効果を発揮するという主張です。

そのようなことから一昨年には、 リチャード氏に高知までおいでいただき、 ファーマーズマーケットと災害時の関係を講演してもらいました。

いま、その彼からの支援の申し出がありました。
 しかしマーケットや関係者でお金を集めることができるけど、 それをただ送っただけでは自分たち(アメリカ)の気持が届くのだろうか、 というのも彼らの心配でもあります。

彼らはハリケーン災害の経験から、 困難な状況でもがんばっている農家や漁家を支援したいという気持ちが強くあります。
そのような人々に彼らの気持ちが届けられる支援プロジェクトは何 が一番いいのか、いま関係者で考えているところです。
そこで御相談ですが、以上のような趣旨で、支援の相手先( 地域でも団体でも)と具体的な支援方法(資金に限らず人的、物理的、 システム的など)で、「こんなんどうだろう」 というプロジェクトへのヒントがありましたらご教示願えないでしょうか。
 
********(ここまで)******************
 
 
私も義援金を出しましたが、すでに多くの人たちが何らかの義援金を送ったり救援物資を送っているのではないでしょうか。
 
災害が起きて、テレビや新聞で報道されて人々関心の高い期間はいろんな支援が集まるようですが、しばらくすると”報道”も飽きてしまい、次第に人々の関心も薄れていく・・・
 
今回のような被災の場合、長期的な支援の必要があると言われています。数年、という長いスパンです。
しかし、節目の時以外には4年も5年もマスコミは報道しないでしょう。
 
たとえば海辺の日曜市で、一時的に義援金を集めてたとえば「日赤」とか「社協」に寄付するのは簡単ですが、それでは長期持続的で絆を生む支援にはなりにくいような気がします。
 
私たちは、今回の3.11の震災を忘れないで、
今回のことをきっかけに人々との絆を結ぶ、強くすることを考えたいと思います。
 
リチャードたちとも国際的に連携した持続的な支援を、です。
来週スタッフミーティングで、みんなで知恵を出し合いたいと思います。
 
 
 

先日の高知オーガニックマーケット。
手づくりジャムの「茶々香」さんで、ぶんたんジャムを買いました。
 
いろんな柑橘のジャムを味見したなかで、わたしが一番おいしいと感じたのが、ぶんたんでした。
やさしい甘さと酸味があります。
 
さっそく、朝食のトーストにぬってみたら、ぶんたんの果肉の細長い粒がそのまま入ってます!
マーマレードジャムとか、皮の部分が入っているジャムは見たことあるけど、
柑橘の果肉の粒がそのまま分かるのは初めて。
細長い一粒ひとつぶはばらばらになっていて、パンに塗ったようすは、フカヒレを連想しました(笑)
 
 
イメージ 1
 
 
 
「茶々香」さんは、海辺の日曜市にも出店されています。
4月は南国市・歩屋さんのイベントへ出店されるためお休みですが、5月は出店予定。
今度はどんなジャムに出会えるか楽しみにしています。
(わ)

こんばんは、事務局スタッフのwakaです。
 
3月26日(土)のオーガニックマーケット全国大会。
どんな様子だったか、写真を交えてご報告します♪
 
イメージ 1
 
マーケットのオープンは、朝8時。
わたしたち海辺スタッフが到着した7時半には、すでに多くのお店がテントをはったり、商品を搬入したりしていました。
8時までに、出店者さんの車は公園から離れた駐車場に移動します。
8時以降は近くまで車で搬入できなくなるので、みなさん準備が早いようです。
 
公園の通路に沿って、お店を配置しています。
風が強いので、それぞれのお店を紐で結んで風対策。
 
海辺の日曜市事務局のテントは、風対策が出来ておらず、スタッフが席をはずしている間にテントが飛んでしまい、周囲の出店者さんや事務局のみなさんに大変ご迷惑をおかけしてしまいました。本当にごめんなさい。
そして紐で固定してくださりありがとうございました。
この場を借りて、お詫びとお礼を申し上げます。
 
 
さて、8時前からぼつぼつお客さんが見え始め、9時過ぎにはたくさんのお客さんがいらっしゃっいました。
「さすが高知オーガニックマーケットは人出が違うね!」
と、他の出店者さんたちと話していましたら、後で聞くと、この日は普段の倍以上の人出だったそうです。
140台の駐車場が、いつもいっぱいになって、会場周辺は車が渋滞していたとのこと。
お客さんは1000人くらいは来ていたのではないでしょうか。
う~ん、やっぱり海辺の日曜市より、歴史も人気もある市だけあります!
 
「海辺の日曜市」事務局のテントにも、たくさんのお客さんが立ち寄って、フライヤーを受け取ってくださいました。
お客さんに「どちらからお越しですか?」と聞いてみました。
高知市内の方が多かったけれど、黒潮町や中村出身の方や、西土佐に住んだことがある方も。
愛媛や香川など、県外の方もいらっしゃいました。
 
ある男性が、犬を抱いておられたので、「ご近所の方ですか?」と聞くと、「岡山です。」
岡山のテレビで高知オーガニックマーケットの紹介を見て来られたとのこと。
遠くから犬を連れていらっしゃったんですね。
 
 
 
会場奥に設置されたステージでは、歌だけでなく、手品などもやっていました。
出店者さんやスタッフ、お客さんで一芸を持っている方が、誰でも道具持込でステージに上がることができるようです。
いつもは3組ぐらいがステージでパフォーマンスをするそうですが、この日は次々にステージに上がる方があり、常ににぎわっていました。
アコースティックな音楽が流れて、会場の雰囲気がますます明るくにぎやかになっていきます。
 
 
ステージ前に出店していた「マー坊豆腐と喫cha店」さんは、豆腐作りのパフォーマンスもされていて、
お店の前には、常に人だかりができていました。
外国の方がなにやら話しかけていたので、インターナショナルや!と思って撮ったのが下の写真。
後で聞いたら、日本語で話していたそうです(笑)
 
イメージ 3
マー坊豆腐と喫cha店
 
 
高知オーガニックマーケットには、こだわりのお菓子や有機野菜のお店などたくさんあります。
昼前の時点で、スイーツや食べ物はすでに品切れのお店が相次いでいました。
カウンターが空っぽで、お店の方もいない・・・。そんなテントがいくつもありました。
きっと、予想以上の来客だったのでしょう。うれしい悲鳴ですね。
 
 
うみぱん」さんも、品薄になっていたけど、なんとかマフィンをゲット!
高知まで行って、海辺で買えるもの買わなくても・・・と思いますが、このマフィンが大好きなわたしは、3月の日曜市が中止になったので、今度は絶対買うぞ!と思っていたのです。
願いがかなってよかったです(*^_^*)
 
 
「トコトコ屋」さんのお店も、カウンターが出来て、進化していました。
生パスタも大人気で、昼過ぎには売り切れ。
高知オーガニックマーケットのお店の方に「オススメの食べ物ありますか?」と聞かれて、
「生パスタがおいしいですよ」と答えましたが、すでになかったようです。
 
食べ損ねた方は、ぜひ「海辺の日曜市」へ!
 
イメージ 4
右端が「トコトコ屋」さんのカウンターとイス
 
 
「海辺の日曜市」の出店者さんの話ばかりになりましたね。
高知のお店や、県外からのお店の紹介はまた今度。
 
*つづく*

こんばんは、事務局スタッフのwakaです。
 
3月26日(土)、高知オーガニックマーケット終了後、会場近くの公民館で、高知オーガニックマーケットの出店者やスタッフさん、応援団の方、他県からの出店者さん、お客さんらと一緒に、交流会が開催されました。
 
イメージ 1
 
会場には、30人くらいが集まりました。
「海辺の日曜市」からは、トコトコ屋のまゆみさんと、事務局スタッフ3名と、アドバイザーの佐藤さんが参加しました。
 
「高知オーガニックマーケット(以下、高知OM)」のちいざさんの司会で、まずは、参加者の自己紹介から。
高知OMのメンバーは、出店したきっかけや、高知OMに対する思いなど、
県外の出店者さんは、それぞれの地域でマーケットを始めたきっかけや、活動内容について話してくださいました。
 
いろんな話を聞いたのですが、特に印象に残った、県外からの出店者さんの話をご紹介します。
 
* * *
 
愛媛県西条市丹原町で「青空マーケット」を主催している、野島さんは、地域の女性が集まって、「笑呼心(えこごころ)製作所」を立ち上げ、環境のために、マイはしや箸袋作りから活動を始められたそうです。
 
次第に有機農法にも興味を持ち、「オーガニックマーケット」をやりたいと思ったそうですが、
「オーガニック」というと、肩に力が入りすぎているように感じて、もっと気楽にはじめられるようにと、マーケット名を「青空マーケット」に決定、自宅を解放してマーケットを開催されています。
 
去年は3ヶ月に1回でしたが、今年は2ヶ月に1回に回数を増やしたとのこと。
 
女性グループが中心ですが、近所の高齢者にも参加を呼びかけたところ、車に乗れないのでシルバーカーを押してくるおばあちゃんが、自分の出した品物が売れるのがうれしくて、出店がいい刺激になっているそうです。
昔の経験を活かして、菜種を植えて菜種油を採ったりもしているとか。
 
「青空マーケット」の開催が、身近なところからエコを考えるきっかけになると同時に、小さな地域活性化の芽生えや、高齢者の生きがいづくりにもつながっているので、いいなあと思いました。
 
* * *
 
「三重オーガニックマーケット(以下、三重OM)」を主催している加藤さんは、オーガニック野菜を扱うお店で働いており、三重でオーガニックマーケットを立ち上げられました。
立ち上げに当たっては、高知OMの広瀬さんにご協力いただき、出店のガイドラインも高知OMのガイドラインをそのまま使っているとのこと。
 
この、三重OMのお客さんが、今回の全国大会の話しを聞いて、はるばる滋賀県から来ていただいており、
交流会にも参加してくださっていました☆
ほんとに全国大会だ!と、びっくり&感激したことでした。
 
* * *
 
ところで、この全国大会、
高知OMの広瀬さんからご案内をいただいたとき、「第1回」とあるので、
てっきり今後つづけてやるぞ!という意気込みの表れだと思っていたら、
広瀬さんが自己紹介で、
「実は、遊び心で“全国大会”って付けただけ。愛媛・徳島からの参加があるから四国大会、そこに三重が加わったから全国大会になった。第2回があるかどうかもわからない。」
なんておっしゃられるもんだから、会場からは
「え~!」
と驚きの声が(笑)
 
その後の話の中で、
「今度は海外のマーケットと交流して“世界大会”を!」
という話も出て、集まったみんなの妄想が暴走しておりました(^_^;)
 
私も、今回参加した「海辺の日曜市」の出店者さんから、「今日はとっても楽しかった♪次回はいつあるの?」という声があることを高知OMの広瀬さんにお伝えしました。
 
今後、どういう形になるかは分かりませんが、今回知り合えたマーケット仲間と、今後も交流を続けていければいいなと思います。
また、他県のマーケットの話しを聞いていると、それぞれの個性があって楽しそうなので、今度勉強のために視察に行かせていただきたいし、「海辺の日曜市」に、他のマーケットの出店者さんに来てもらったりも、今後やってみたいと思います。
 
 
ほんとに充実した一日でした。
なんか、いろいろ盛りだくさんで、昨日のこととは思えない・・・。あれから、だいぶ経ったような感じです。
参加させていただき、ほんとにありがとうございました。
おつかれさまでした(*^_^*)
 
イメージ 2

イメージ 1

唯一、本州からお越しの三重オーガニックマーケットのテントです。

京都から三重に出店しているお豆腐屋さんが、いらっしゃってました。

三重オーガニックマーケットは、神社の境内で開催しているそうで、焼きたてパンなどがあるそうです。

機会があれば、ぜひいってみたいですね(*^_^*)

↑このページのトップヘ