事務局Kazuです。
フェイスブックねたから一部転用です。
熊本大学の徳野貞夫教授はユニークな先生である。
http://www.geocities.jp/tokunosadao/
http://www.geocities.jp/tokunosadao/
農村社会学者である徳野先生の数年前の名著「農村の幸せ、都会の幸せ」という本は、これからの日本の行先を案じ(暗示)、地域地域で取り組まなければならないヒントが満載の本であるが、今のような我が国の状況では、光がなかなか当たらない本(主張)である。
たとえば本の中の以下のような記述に、僕は大きく同意をするのである。
『物ばかりではなく、かつては自分たちで作っていた漬け物やおもち、料理ですら自分ではできなくなっているのです。消費者である都会の人間にとって、米もナスもトマトも、ただの「商品」「食品」です。だから、より便利なもの、より安価なものを食べようとします。「魚は骨があるから嫌。骨抜きの魚がいい」と、処理をしたものでないと売れない。野菜は全部ヘタを切り落とす。ゴボウや里芋は、自分で皮を剥ぐのも邪魔くさいし、なにより手が真っ黒になるから嫌だといって、添加物で漂泊しているものを買う。これらはもう加工品というべきです。そういう変な、「化け物のような消費者」を、現代の日本社会は創り出したのです。日本の消費者が化け物になった理由は、彼らのわがままを通してきたことにもよります。』
地域の手作りのものを単なる「商品」や「食品」にしない。
安ければいい、という関係性を作らない。
それが海辺の日曜市のポリシーです。
せっかくの人生、モノのやり取り(買い物)でも、すべてとはいいませんが、顔と顔の見える関係性、コミュニケーションが豊富な中でお金のやり取りをしたい、そう思います。
そういう関係を失ってしまうと、地域で生きる幸せまで失ってしまうと思うのです。