幡多・マーケット「海辺の日曜市」のブログ

次回の幡多・マーケット「海辺の日曜市」は、4月14日(日)午前9時から午後2時まで、土佐西南大規模公園体育館横で開催します。

タグ:その他環境問題

事務局Kazuです。
 
父の死後、後を継ぐかんじで自然と「農業者」になりました。
 
自分が責任をもって”食べ物”を作るようになって、世界がよく見えるようになったなーと感じています。
それはどういうこと?と聞かれてもなかなかうまく説明できないのですが・・・
 
1月に亡くなった小林カツ代さんのメモリアル記事を読んでいると、生前小林さんがこのようなことを言っていたようです。
 
「物価や国際紛争、環境、教育・・・。キッチンにいると世界がよく見える」
 
思わず「そうそう」とうなってしまいました。
 
手と口の距離が遠くなると、人は世の中のことに対して盲目になってしまうのだろうと思います。
 
作り手と口の距離
自分の手と口の距離
 
そのどれもが遠く遠く、”手”が見えなくなった社会の中で、私たちはとんでもない方向に進んでいる、と思います。
見えているつもりが実は、コンパスもない闇の中を、自分の感覚のままに、欲望のままに進んでいる、それが私たちの現実ではないでしょうか。
 
今こそ、「手と口の距離」を短くすることを考えなければいけません。
 
「海辺の日曜市」はそのために存在しています。
 
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こんばんは、海辺スタッフのwakaです。
 
今日の午後、大方高校で「総合的な学習の時間 アイデア発表会」がありました。
今年度、2年生が取り組んできた自立創造型地域課題解決学習の最終発表会で、高知大学の先生や黒潮町長ほかの審査員が、アイデア、調べた内容、プレゼンテーション、熱意・意欲・やる気について評価します。
 
これまでも随時ブログにアップしていたように、今年は海辺の日曜市でも課題提供を行いました。
ミッションは「『海辺の日曜市』に学生が集まる企画を考えてください」です。
 
このミッションを選んだ5人の女子学生と担当の先生が、5月以降、スタッフとの打ち合わせや、日曜市でのアンケート調査、そして11月にはワークショップの出店と、熱心に取り組んでくださいました。
 
そしていよいよ、今日、半年に渡る学習成果の発表です。
発表の順番は、9班中7番目。
 
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みんな緊張していましたが、時系列によくまとまっていて、大変わかりやすい内容でした。
ストラップとミサンガづくりのワークショップに40人が参加し、たくさんお客さんが来てくれてよかった、めでたしめでたし!ではなく、最初のミッションである「学生を集める企画」が達成できていないことから、さらに考察を深め、「学生をお客さんとして呼ぶ」のではなく、「出店者として関わってもらう」方が良いという結論から、今後、2ヶ月に1回、大方高校ブースを出店するというアイデアを提案してくれました。
 
審査員からは、「最初の目的を見失わずなかったのがよい」「他校と連携しながら今後も出店を続けてください」など、好感触のコメントをいただきました。
 
 
9班全ての発表が終わると、最優秀賞と優秀賞を決めるため、審査員は別室へ移動。
私は、午後いちで別の仕事が入っていたため途中参加となり、前半の班の発表が聞けませんでしたが、どの班も、中間発表から磨きを掛けて、まとまってわかりやすいプレゼンだったとのこと。
 
去年も一昨年も、アイデア発表会を聞かせていただき、この班が一番いいかな、などと勝手に予想しているのですが、今回は当事者になっているので、客観的に聞けません。
5班の発表はとてもいいと思うけど、それってひいきめに見ているのかも??
 
などと、いろいろ考えている間に、審査員が戻ってきました。
そして緊張の結果発表。
3位から、とかじゃなくて、いきなり最優秀賞から。
 
「最優秀賞は・・・5班、海辺の日曜市に学生が集まる企画を考えてくださいのミッションに取り組んだ皆さん」
という校長先生の声!
思わず、生徒よりも先に歓声を上げて拍手してしまいました。
どの班も課題に真剣に向き合い、結果を出していましたが、5班は、活動を通して校外のいろんな人と関わり、協力し、つながりを作れたことが高く評価されました。
 
最初のミーティングでボスにガツンと言われても課題を投げ出さず、真面目に向き合い、「考え方」や「プロセス」を大事に取り組んできたからこそですね。本当におめでとうございます!そしてお疲れさまでした。
このあと高校代表で出場する県大会?での発表も頑張ってください。
 
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発表会の後、お世話になったメンバー全員の集合写真を撮影させてもらいました。
そして手には、ミッション提供時からちょっぴり期待していた最優秀賞の表彰状
いい記念になりました。ありがとうございました(*^_^*) 
 
 
授業での関わりはこれで終わりになりますが、学生たちが提案してくれた「海辺の日曜市への大方高校ブースの出店」で、今後もつながっていきます。
出店開始は、来年2月の予定です。
学生に海辺の日曜市を知ってもらい、会場に来てもらえるきっかけになるよう、これからもよろしくお願いします。
 

5月の「海辺の日曜市」は、テッシーのお誕生日。
いつもはゴチになってばかりのスタッフTさんが、この日ばかりは「僕がおごるけん」と言って、お昼ご飯をご馳走してくれたそうです。
 
いつも芸西村から駆けつけてくれるテッシーへ。
お誕生日おめでとうございます!
新しい年が、楽しく幸せな年になりますように。
 
記念の写真を載せときますね♪
 
waka
 
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本日お誕生日のテッシー(左)とスタッフTさん。
風薫る5月生まれってうらやましい。
 

先日の新聞記事から。
 
タイトルは「都会と田舎は逆転する」
 
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要約すると以下の通り。
 
3月の「国立社会保障・人口問題研究所」公表の2040年の地域別推計人口によれば、2010年を基準とする65歳以上の増加率は神奈川県60%、東京都54%に対し、島根県はマイナス2%
 
つまり都市はこれから高齢化の激変に直面するが対応がおぼつかない。
一方すでに高齢化のピークを越えた農村は相対的に安定する。
 
高齢者が6割増えれば老人ホームなどの社会保障を6割増やさなければいけないが、農村(高知など)は増やす必要はない。
農村の場合高齢者がそこそこ食べていける働き口(畑や田んぼもある)があり、十分ではないにしろ支えあいのシステムがあるが、東京にはない。
 
安倍政権は「矛盾は経済成長によって消滅する」という自民党の伝統的考え方で進んでいるが、この路線を突き進んだ結果が東京一極集中であり、挙句の果ての高齢化者一極集中だ。
 
同じやり方なら同じ轍を踏む。(←かのアインシュタイン博士も同じことを言っている)
 
 
島根と同じように高知は日本の未来を行っている。
だから
高知は「経済成長に矛盾の解決を求めない」社会を構築しなければいけない。
政府にそれを期待しても無理そうだから、高知から新しい日本の夜明けを築くのである。
 
国が危機に直面したとき、国家を救ってきたのは中央政府ではなく、地方だったことが歴史には刻まれている。
 
明日は海辺の日曜市でーーーす。!!!

事務局Kazuです。
waka殿に書き込みお任せで久しぶりの書き込みですが、自分ネタです。
 
また今年も、田づくりの季節になってきました。
昨日ようやく田に立ちました。
今年は何かと忙しく、例年と比べて取り掛かりが遅くなっています。
 
田植えの準備はまず畔づくりから。
 
ということで畔の草削りのために新品の鍬を買い、
 
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鍬は、四万十町(窪川)の鍛冶屋「黒鳥」
これがよく切れるのです。
地面に置いただけで切れる(というのは大げさですが)作業が楽。
私は2年に一回は新品に買い替え作業に臨みます。
それくらい、道具は重要。
 
この鍬で、草を削るのです。
 
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右が作業が終わった状態。
左が作業前の感じ。
 
こういう畔をコンクリートで固めている人も結構います。
コンクリートで固めれば、毎年こんなつらい作業をしなくていいのでとても楽なんですが・・・
 
 
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作物を健全に育てるための生き物が住めなくなるんです。
 
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起こしちゃってごめんね
 
カエルは害虫駆除をしてくれる、稲作りの大切な仲間。
彼らのためにも、コンクリートで固めるのはやめようと思った次第です。
 
それに、
コンクリートで固められた畔の田田園風景って、きれいじゃないと思うんです。
 
以前は全部の畔とりを鍬(手作業)でしていましたが、
あまりの辛さに心が折れ、
3年前から機械を導入、楽になりました。
 
もう少し田が乾けば、作業にかかります。
 
 
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