事務局Kazuです。
父の死後、後を継ぐかんじで自然と「農業者」になりました。
自分が責任をもって”食べ物”を作るようになって、世界がよく見えるようになったなーと感じています。
それはどういうこと?と聞かれてもなかなかうまく説明できないのですが・・・
1月に亡くなった小林カツ代さんのメモリアル記事を読んでいると、生前小林さんがこのようなことを言っていたようです。
「物価や国際紛争、環境、教育・・・。キッチンにいると世界がよく見える」
思わず「そうそう」とうなってしまいました。
手と口の距離が遠くなると、人は世の中のことに対して盲目になってしまうのだろうと思います。
作り手と口の距離
自分の手と口の距離
そのどれもが遠く遠く、”手”が見えなくなった社会の中で、私たちはとんでもない方向に進んでいる、と思います。
見えているつもりが実は、コンパスもない闇の中を、自分の感覚のままに、欲望のままに進んでいる、それが私たちの現実ではないでしょうか。
今こそ、「手と口の距離」を短くすることを考えなければいけません。
「海辺の日曜市」はそのために存在しています。