幡多・マーケット「海辺の日曜市」のブログ

次回の幡多・マーケット「海辺の日曜市」は、3月10日(日)午前9時から午後2時まで、土佐西南大規模公園体育館横で開催します。

タグ:自然保護

前回の続きです。

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イメージできても、石黒の言う「国有林を将来にわたって守り育てるために、山奥の一軒家のさらに上流に、もう一軒どうやったら人間を定住させるかを現地で考えさせるためである」とは、何を意味するのか、現国家のいわゆる“知識人”は理解もできないと、次のような理論から落胆する。

「生きるためには、町から遠く離れた地に住むことをやめ、町の周辺にまとまって居住すべきだ。住み慣れた集落に住み続けたい気持ちは分かるが、勤め人なら転勤もある。農村だけが悲惨なわけではない。」(土居丈朗/慶応大学准教授)

「限界集落は消滅していかざるを得ない。これからは、消滅させない方法ではなくて、集落が崩壊した後のソフトランディングを考える時期に来た。自助、共助、公助が機能しなくなったら、高齢者は山を下りるしかない。山の上の一軒家のために、公共サービスを供給するコストを考えると、やはり無理があるといわざるを得ない。人が歩ける範囲をベースにしたまちづくりを『コンパクトシティー』と呼んでいる。これからの国づくりにおいて重要な考え方になる。」(猪瀬直樹/東京都副知事)

このような論者がいる一方、大野晃(長野大学環境ツーリズム学部教授・高知大学名誉教授)は以下のように指摘する。
「山の荒廃が保水力低下をもたらし、それが下流域のわれわれの日常生活に渇水や水害などの多くの問題を引き起こす。都市機能を充実させ、山村に暮らす人びとを都市に集めて住まわせることでは、日本の未来は開けない。いまこそ、山の荒廃が都市生活者の荒廃を招くことの重大さを考え、林業・山村に税を投入し、その再生に国民総意で取り組みことが急務である。高齢者が街へ下りなくても、山村で生活できるような手だてを考えることが血の通った対応である。人間が生きていくための最低限の生活条件である『ライフ・ミニマム』。限界集落の高齢者にとって、この『ライフ・ミニマム』の保障がいま、必要であり、その仕組みづくりが急がれる。」(大野晃著「限界集落と地域再生」高知新聞社刊)

限界集落が多数存在する中山間地域は、林野面積の80パーセント、耕地面積の40パーセントを占めているといわれている。その意味では農林産物の供給場所としては重要な位置を占める。
つまり、食料自給率40パーセントのかなりの部分を、日本の小さな集落が支えていると言ってもいい。しかも、農業者の7割は60歳以上、半分近くは昭和一ケタ以前の生まれだといわれる。ということは、日本の食料自給率のかなりの部分は、高齢者が支えている、ということである。
このような高齢者を「コンパクトシティーの国づくり」と称して、山村や農村から切り離してしまったら、日本の食料自給率はますます悪化、耕作放棄地の増加は目に見えている。さらに国土は荒れ、下流都市住民の住環境は悪くなり、そのための財政支出が多くなる、というのが、大野の指摘するポイントではなかろうか。

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子どものころ、たんすに入れていたらお金になると言われたいっぱい入れた
けど、一度もお金には変らなかった

こんばんは、海辺スタッフのwakaです。
2月12日(日)は、幡多・マーケット「海辺の日曜市」の開催日です!
 
ちょっと寒いかもですが、2月だけの特別企画もあります!
 
 
★特別企画その1★
ヒノキの積み木であそぼう!(積み木プロジェクト)
 
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NPO法人84プロジェクトさんの協力で、たくさんのヒノキの積み木が、海辺の日曜市にやってきます!
 
積み木は、四万十ひのき製材所から出る端材や間伐材を利用したものだそう。
 
「ヒノキの積み木って、地味じゃない?」と、私も一瞬思いましたが(ごめんなさい)、
写真をみせていただいてびっくり!
これは大人もはまりそう!?
 
対象は、子どもだけじゃなくって大人もOKだそうですので、
ぜひこの機会に、童心に戻ってモクモクと(黙々と・木々と)積み木を楽しんでください♪
 
 
積み重ねると、こ~んなに高い塔もできます!
(1月21日の「第4回えこらぼの文化祭」にて)
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他にも、恐竜?や、
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ピラミッド、など
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モクモクと積み重ねるだけで、いろんな形が作れます。
単純だけど、美しい!

事務局Kazuです。
早朝からの草刈を終え、夕方の会議までの時間
休憩中
 
たまたまコンビニで立ち読みした雑誌に、早川ユミさん↓
のコメント記事が載っていました。
 
その中で、彼女は「土に還るものこそ美しい」と言っています。
 
土に還る
 
つまり、自然の力で腐敗分解し土となる。そういうものでできたものこそ本当に美しい、というものです。
 
天然素材の布や紙、木と土でできた家
 
考えてみれば100年にもならない昔は、私たちの身の回りのものは、すべて土に還るものばかりでできていました。
しかし、その後化石燃料や化学製品など、土に還らないモノがあふれるようになってしまいました。
 
その究極が、原発でしょう。
もはや人間の手でまともに制御もできない、
何とか沈静化させても、今回の事実を知る人が生きているうちには土に還すこともできず、
人間のおろかさの象徴として未来の人びとにその負の遺産を送りつける。
 
そこに、一抹の「美しさ」もありません。
 
「土に還るもの」でできた暮らしを、これからは私たちは取り戻さなければならないでしょう。
 
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早川ユミさんの本を買ったまま読んでない・・・

こんばんわ
事務局Kazuです。
 
この土日、黒潮町で行っている「庭先集荷」サービスを受けている高齢者のヒアリングを高知大の協力を得て行いました。
 
黒潮町内にも直売所があります。
そのことで、これまで自家消費か近所にあげる、あるいは畑でそのまま腐らせてしまうしかなかった庭先の野菜を直売所に持っていき小金に変えることができるシステムができました。
 
もっともこのシステムの効果を享受しているのが働くことを失っていた高齢者です。
自分でつくった野菜や加工品を喜んで誰かが買ってくれる、そのことで僅かだけど現金がはいり生活に張りができる、生きがいを見つけたお年寄りが全国にたくさん生まれたと言われています。
 
しかし直売所に近い人は簡単に持っていけます。
まして移動手段を持たない中山間地域の人にとっては、野菜を出したくても出せない、そのためにせっかく野菜をつくる体力も能力も技術もあるのに生産を諦めている人がたくさんいるのです。
 
そんな人たちの生産品をまとめて集荷してあげて直売所に持っていく、そのことで日常に生きがいややりがい、目標を持ってもらう仕組みが「庭先集荷」なのです。
 
そんなサービスに参加している人たちのヒアリングを、大学生の協力を得て行ったというわけです。
 
そんなヒアリングの中で出会った一人のおばあちゃん
 
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酸素ボンベを押しながら畑仕事をします。
難病指定されているけど、畑に出て育てているものを見て、その成長を見ることが一番の楽しみ、それが元気の素だと言います。
 
自分では持って行けないけど、家まで集めに来てくれる「庭先集荷」のおかげで元気に仕事ができるというその言葉に、涙が出ました。
 
黒潮町のような
畑もたんぼもある町の高齢者にとって
何が必要なのか
改めて考えさせられました。
 
 

事務局Kazuです。
久しぶりの書き込みです。
 
30日四万十市で行われた「環境にやさしい農業推進交流大会」に参加しました。
事前告知では定員50名ということだったのですが、会場となった中央公民館の会議室はいっぱいの人。
 
70人以上は来ていたのではないでしょうか。
 
やはり、講演会のあとの料理の試食会がセット、しかも無料、というのが効いたのでしょうか。
 
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開会のあいさつを主催者代表、川村さん。一条神社の奥さんですが、「くらしを見直す会」で、オーガニック商品を販売しています。
 
左から四万十市長、講師の下元さん、桐島さん
 
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桐島さんと奥さんの美郷さん。
最近出た現代農業に桐島さんが土づくりについて執筆。
なんと本の表紙を飾っています。
 
私も年末に一冊買っていたので、早速本を手にツーショット。
 
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講演会後の試食会
 
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料理をするのは、高知パレスホテルビュッフェレストラン「エズ」の吉川シェフ。
野菜をふんだんに使ったぺペロンチーノを目の前で鮮やかに仕上げています。
 
なるほど。
人参はあんなに使うのかー
 
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主催者の研究会では、有機野菜の宅配を始めています。
このボリュームで1回分、1,300円だそうです。
 
私、
家が農家でなければ頼んでいたかもしれない・・・
 
 
(ぼ)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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